須磨ビーチ HOMEに戻る
ナンパのスポットとして関西圏で有名な須磨ビーチには海水がとても汚いのにかかわらず、夏場になると獲物に群がる獣(けだもの)たちが集合してくる。
そこにはいろんなボートやPWCが、自らの美しいクジャクの羽をこれ見よがしに見せびらかす。
いただけないのはPWCが遊泳者の横まで来てジグザグにデモンストレーションをするが、はたから見ていて不快である。
法律で取り締まるとかの議論以前に、マナーの問題であり、良識の問題である。
もっともPWCの操縦者にしてみれば、観客のいないところで見せびらかしても意味がないのであろうが・・・・
ボートの係留であるが、ビーチの西隣にできた新しい漁港が容易である。短時間であれば係留場所を容易に見つけることができる。港の北西にスロープがあるがこの近傍に係留できることが多い。あまり人もいないので、港でバーベキューをしている船も多い。難点はビーチのはずれにあたるので、ナンパ目的の不逞な輩には不利である。
ビーチから海に向かって砂防堤がでているが、中にはこれに係留する猛者がいる(特に内側を囲むようになっているところ)。これには高度のチームワークと熟練したクルーが必要である。その前に干潮時の時刻とそのときの水深の知識は必須である。手順は次のとおり。ボートが堤防に近づくとまず2人の手練れが海に飛び込む。一人は岸まで泳いでいって上陸し、あらかじめ堤防上でボートの着岸に備える。もう一人はボートの先で海底に足が付くまで垂直に両手を伸ばしたまま潜って、つまり自ら水深計となって、キャプテンに水深を教えて座礁しないように誘導していく。もちろん岩の有無をも知らせる重要な役割がある。文字通り人間自らがガイドとなって、人柱のごとくボートを誘導していく。須磨浦ビーチはわりと遠浅なので、操船のミスで岸に流れてしまうと回復不能になることがあるので、ここで堤防上の人間の重要性がでてくる。波は岸へ打ち上げようとボートを押してくるのでもたつくことは許されない。ボートが堤防上に近づいたら素早くロープを堤防上のクルーに投げ渡し、人力で引き寄せる。エンジンのパワーに頼っていると、思わぬ方向に流れて一巻の終わりになることもある。それにもし周囲に人がいた場合、スクリューに巻き込む事態もあり得るので、たとえ自信があっても、人力で寄せるのがベストである。もちろん堤防の風下側のより砂浜に近いところに係留するのは言うまでもない。I/Oドライブのボートなら35フィートくらいまで可能である。須磨といえども波は意外と大きいので大きめのフェンダーは必須である。このようにすると砂浜から6メートルくらいのスイートスポットに美しい船体を披露できるのである。善良な市民がこれをまねして、砂浜に座礁して恥をさらしたり、汚染に対する補償を求められたり、人身事故をおこして御用になっても、当方は一切責任もとりませんし関知もしません。
防波堤の切れ目より奥の港にめがけて進入していく。防波堤をすぎたらデッドスローで。遊泳者はもっと内側のネットの中に限定されているはずだが中には出てくる輩がいる。
海より見たビーチ。真夏には隙間もないほど若者でいっぱいになる。
海の家にはいろんな店があり、けっこうオシャレである。リゾートのカフェ風の店が多い。
若者をターゲットにしたいろんなイベントも開催される。