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尾道方面より広島に抜けるにあたり、音戸ノ瀬戸を通過すると、一気にショートカットできる。こんな所に瀬戸があって厳島観光に便利!!と思っていたら、何と人工物で平清盛の仕事らしい。平清盛は厳島神社の修復造営と音戸ノ瀬戸の開削を手がけたそうな。沈む夕陽を扇で招き返してまで工事に情熱を注いだとの伝説も。やがて海峡は開通し、厳島神社への航路と、日宋貿易の航路が大幅に短縮された。現在も音戸の瀬戸周辺には清盛の快挙を讃える像や塚が残されている。音戸ノ瀬戸を通過する際は他の船舶の動きや水深とGPSプロッターに注意が集中するので写真を撮る余裕がなく、自前の写真がありません。あしからず。
音戸ノ瀬戸のリンク
侍大将まこべえが行くへ
音戸ノ瀬戸の潮流について
音戸ノ瀬戸へアプローチしていっても、ホントに陸地の間を通る瀬戸があるのか不安になる。海上からは瀬戸があるようには見えない。現在地を間違ったのか、GPSの目的地セッティングを間違ったのかとても不安になる。何度も確認してもほんまかいな〜と疑心暗鬼になる。もう少し行くと陸に衝突するやないかと思った瞬間、右手に瀬戸が見えてきてほっとする。しかし、なんとまあ、狭い瀬戸。わりと大きな船舶が通ってきたのと、C-MAPのチャートが水深を表示してくれているので感心しながら通過する。
これだけ拡大しても瀬戸は狭い。人工的に開拓されたと聞いて納得。おかげさまで厳島神社に参りやすいです。平清盛様。ちなみに瀬戸にかかっている橋は音戸大橋。瀬戸を抜けるといよいよ広島。今までなぜ広島に原爆が落とされたか分からなかったが、海上自衛隊の軍艦?が多数停泊しているのを見て、ここは有数の軍港であり、軍事標的として順位が高かったのが実感できる。