小豆島の北東端の入り江にあるアイランド・インは一本の長い浮き桟橋所有するレストラン・宿泊施設である。途中の休憩や中継ポイント、避難港、としてとても便利である。
ホームページに書いてある「合い言葉」を受付で言えば係船料がタダになるので、チェックをお忘れなく。
もしチェックし忘れても、「合い言葉を忘れた〜」と言えばタダにしてくれることもある。
もちろん、宿泊も可能で特別な日でもない限り空きがあるようだ。係留だけも可能。ペットと泊まれる宿としても売り出しているせいか、マリン関係者以外にやたら犬を連れた宿泊客が多い。犬嫌いには要注意。洋室と和室がある。宿泊の場合、食事は和食系とバーベキューが選べる。景色が良いので何もせずのんびり過ごすのも悪くない。夕食の和食は悪くないけど良くもない程度か??(料理長ごめんなさい)バーベキューはそのまんまなので、はずれなしでしょう。従業員のサービスは意外と良い。昼食に利用するのも便利である。値段は都会のレストラン並。係船料込みと思えば安い方か。係留する際に舫ロープを取りに来てくれるので、自信のない人にはありがたいサービスである。
瀬戸内海を西から東へ行く場合、波浪の強い日であっても小豆島の島影に隠れて波風は穏やかであるが、ここの岬を越えて播磨灘に入るとそれまでの平和がウソのように海が荒れていることがある。こんな場合は無理をせず、アイランド・インで波が静まるのを待つのもシーマンシップである。もし、ここを強引に出て、あまりの荒れ模様に後悔した場合は、家島の中村荘(男鹿島)や日生まで何とか逃げ切るのも手である。このあたりの海は何度も頭から波を被りながら走った経験がある。小豆島をよけた風が通っていく道なのだろう。経験的に言えば夏場は夕方の日没近くに時間を気にしながら出航するような事態は避けた方が良いと思う。(他の季節は知りません)日中は波一つなくても、夕方になると一面白波になっていることがある。夜には穏やかになっているようだが・・・
夏のハイシーズンといえども平日は閑散としている。桟橋が海につきでている風景はまさにリゾート。海は透明度も高くきれい。砂浜はまあまあ。プールもある。
入港は入り江をまっすぐは行って突き当たりの桟橋。右手に漁港も見えるが防波堤の中に入る必然性をほとんど感じない。