広島プリンスホテルマリーナ            HOMEにもどる


日本でも数少ない専用マリーナを所有するホテルである。宿泊費もさぞかし高いのかと思ったら、実はビジネスホテル並の値段でビックリ。プリンスホテルを名乗るだけあってホテルの格式も高く、部屋もそれなりに豪華である。レストランも充実している。市街地から少し距離があり、広島湾に面して建造されているのがネックのようで、おそらくバブル期に建てられたのであろう。稼働率を稼ぐためか値頃感をセールスポイントにしているようだ。宿泊すれば係留費は無料になる。食事でも5000円以上利用すれば3時間無料である。海からアクセスするには絶好のホテルであるのは間違いない。驚くことに広大なマリーナは全てがビジターバースである。陸電と水道設備も整っている。給油は系列の金輪島マリーナで行う。原則的に長期係留艇はないが、短期係留艇があるようなので、到着した際には空いている(使っている雰囲気のない)バースに着岸すればよい。7割くらいが空いている。その後ショップに係留届けをする。残念なことにマリーナの防波堤の設計が悪いので、マリーナ内には広島湾のうねりがもろに入ってくる。穏やかな日でも波長の長いうねりがある。係留艇にはとてもじゃないが宿泊できない。港の内とは思えない揺れがあるのですぐに気分が悪くなる。荒天時には係留不可。そのために長期契約艇を置くことができないらしい。実際に台風に遭遇すると浮き桟橋が壊れるらしく、桟橋の所々にうねりによる破壊の跡が見受けられる。ホテル前の桟橋から厳島行きの高速艇が出ているので観光に便利である。


赤線にそって堤防の切れ目より入港する。すぐ手前の大きな桟橋は厳島行きの高速船用である。沖側は船舶免許の講習にも使われていた。その奥のバースがホテルのマリーナでどこでも空いているバースに係留すればよい。給油は沖合の東1マイルにある金輪島マリーナで。